HERSEE'S CHOCOLATE / Sugito Tatsuki
ver.0214
ソルジャー・ブルーの精緻な指先が、意匠を凝らされた着衣にかかって留め金を外していく。無言のまま、しかしどこか作業を楽しむように指を進めるブルーの様子は、こんな状況設定でなければ微笑ましく見守りたいところなのだが、とハーレイは現状を単純に喜べずにいる己を僅かに苦々しく思った。欲を言えば、その指のかかる先がブルー自身の衣装であったならばどんなに良かったか、と思いを抱いてしまうのも仕方がない。
ブルーの言葉に逆らうことは自分自身が許さないといえ、指示されるに従って自室で寝台に座り、何を意図しているのか説明もしないブルーに衣服を脱がされていくままに身を任せるというのは正直、居心地が悪い。ただそれは不慣れな趣向ゆえの戸惑いに由来するのであって、決して気分が悪いといった感情には直結しない。あまり手先が器用でないブルーが、上手く留め金を外せずに焦れて、子どものようにハーレイの膝に乗り上げて身を寄せてくるなどは、なかなかに高揚を誘うものである。
手伝ってやろうという気持ちが半分と、もう半分は情動に任せて細い腰を抱こうという邪な動機でもって、ハーレイは大人しくしていた腕を持ち上げた。しかし、そのささやかな思惑は達成されなかった。動作を察知したブルーが、ようやく開いたハーレイの胸元に指を這わせながら、静かに「動くな」と囁いたからだ。無論ハーレイは絶対者の命を受けて、逆らうことなく従順に腕を下ろした。
大分時間をかけてハーレイの上衣を落としたブルーは、確かめるようにそのさらされた上半身をなぞった。己の身をブルーのしなやかな指が辿っていく感触は一種の興奮を呼ぶ要素ではあるものの、これではまるで情緒に欠ける。先程の命令以降、律儀にも僅かな身じろぎすらせずにじっと坐したまま、ハーレイは思った。
思考を読まれないよう注意しつつ、何気なく今後の展開をシミュレートしていると、何らかの納得を得たらしいブルーの両手がハーレイの肩にかかって、自重をかける。しかし、非力な腕では儚い自重を乗せたところで、ハーレイを寝台に押し倒そうというには足りず、むしろ縋りついているといった方が適切である。ブルーの意図するところをあえて察せぬ振りをして、ハーレイは問うた。
「もう、動いて構わないのですか」
莫迦にされたと感じたか、やや不服な様子で、しかし已むを得ないと判断したらしいブルーは、小さく「構わない」と告げる。その言葉を言い終わらないうちに、ハーレイは素早くブルーの腕を捉えると、有無を言わさず引き寄せ、華奢な身体を抱き留めるかたちで背後の寝台へと身を倒した。ここからの主導権は自分にあると判断し、痛めないように、かつ逃れられないように、両腕の内にブルーを拘束する。
突然の行動に反応が遅れて対処が叶わなかったブルーは、姿勢を動かしたハーレイによって逆に寝台に押さえ込まれる段になって、ようやく抵抗を示す。とはいえ、焦燥もあらわに、やめろと言ってもがく程度でいちいち中断しては、事は先に進まない。ブルーは羞恥心が強いのか、なかなか理性を緩めて素直になることが出来ないから、ここは多少強引にでもその身を高めて導いてやるのが己の役割であると、これまでの経験からハーレイはよく分かっていた。始まり方は奇妙であったが、今回も同じ事だろうと考え、ブルーの抗う腕にも構わず、手早く広げた首もとに顔を埋める。その間にも衣装の上から細い身体の線をなぞっていく手は休めない。弱い箇所を的確に刺激されて、息を呑んで背を跳ねるブルーの反応もいつも通りだ。
それが思い違いであることに、ブルーがこんな行為を意図していたのではないことに、ハーレイが気付いたのは、優美な衣装を開いて丁寧に愛撫を施す段階に至ってからだった。覆いかぶさる身体を離そうと努めていたブルーの腕が、いつの間にか抵抗をやめて力なく投げ出されている。あまりに大人しい身体の反応に違和感を覚えたハーレイは、情動の高まりを一度自制し、冷静になってブルーの様子を窺った。
ハーレイの下で、ブルーは――震えていた。不規則に繰り返す忙しい呼吸音は情欲の高まりゆえではなく、上手く息も出来ないほどの恐怖下における悲鳴に近いことが知れる。衣服を乱された身体は小刻みに痙攣し、紅潮を隠せない筈の薄い皮膚はいっそ蒼白で血の気がない。
「……嫌だ、こんな、……違、う、」
恐慌のゆえに舌を上手く動かすことが出来ない、ブルーの訴えを確かに聞きとって、ハーレイは無防備に横面を殴られたかの衝撃に心を乱した。顔を背けたブルーは瞠った瞳から涙をこぼし、か細い肩を上下して早い呼吸を継ぐ合間に、強張る喉で何とか声を絞り出している。
――いつからだ。ハーレイは己の過ちの重篤さを認めるや真っ白になってしまった頭で、何とか思考を働かせようと試みた。しかし思いは細切れに散らばるばかりで、まるで用を為さない。分かるのは、ブルーがハーレイに怯え、拒んでいるという事実、それだけで意識は支配されきってしまう。
ハーレイが動きを止めたことに気付いて、ブルーは目を閉じると、何度か深く呼吸を繰り返した。その様子をハーレイはぼんやりと見つめるばかりだった。やがて呼吸を落ち着けたブルーは、一つ溜息を吐くと、濡れた瞳でハーレイを見上げる。
「……どいてくれ」
言葉はあくまで淡々としていた。言われて初めて、ハーレイは自分がブルーを組み敷いたままであったことに思い至って、すぐさま身体をどけた。ブルーは小さく呻きながら緩慢に身を起こす。触れるなという拒絶は言われなくとも自明であったから、ハーレイはブルーが姿勢を動かすのをただ無為に見つめている他なかった。
その間に頭が活動を再開し、改めて自分の犯した過ちに戦慄する。勝手な思い込みで、ブルーに暴力を振るってしまった。どうあっても従うと決めた筈のその意思を無視してしまった。悲鳴もあげられないほどに、怯えさせてしまった。胸を刺し貫くかの痛み、重苦しい罪責感にハーレイは押し潰されそうな息苦しさを覚えた。寝台の上に茫然と座ったまま、ハーレイは乱された衣服を直すブルーの背を見つめた。
ブルーが寝台より降りて立つ。振り返らずに、そのまま部屋を後にして欲しいとハーレイは浅ましく願った。思いも空しく、ブルーは振り向くと、真正面からハーレイを見据える。射抜かれるかの視線に耐えられず、ハーレイはうつむくと、恐る恐る謝罪した。
「申し訳、ありませんでした、……償わせて、くださいませんか」
ブルーは応えない。沈黙が重苦しくハーレイに圧し掛かる。罪責の意識に十分に苛んでから、哀れな部下にブルーは一言、分かった、と告げてやった。
改めて寝台に横たわって仰向けたハーレイは、掴み取れないブルーの意図に少なからず不安を募らせた。ブルーが手にしているのは白銀に光る水差しだ。ただし、中身は水ではない。それを二つ用意して、ブルーは無抵抗のハーレイを見下ろしつつ段取りを思案しているらしい。冷静なその様子は一層にハーレイの焦燥をかき立てたが、しかし拒む権利は自分にはないとよく分かっている。せめて、ブルーが常の慈愛に満ちた優しさを備えたままでいてくれることを祈るばかりだ。
「甘いものは好きか」
唐突な問いかけに、ハーレイは思考を中断した。それから、脈絡のない質問に不可解な心持ちを抱きつつ、思いを馳せる。
「甘い、というと……糖分は生命活動に不可欠ですから、必要な量は摂取」
「つまらない答えだ。お前らしい」
ハーレイの返答を最後まで聞かず、ブルーは、いずれにせよお前の好みなどどうでもいいのだがと付け加え、二つの水差しを掲げて見せた。視線で示しながら、解説を加えてやる。
「こちらの中身はブラックチョコレートシロップ、体温よりやや高めに加熱されている。もう一方の中身はホワイトチョコレートシロップ、こちらは凝固しない程度に冷やされている。言葉だけでは分からないか」
呟くなり、ブルーは躊躇いなくハーレイの腹の上に両方の中身をそれぞれ2液量オンスほどこぼした。
「……、っ……!」
ハーレイは危うくあげそうになった声を押し殺した。それでも反射的に身体を跳ねてしまったのは仕方のないことだ。どろどろとした粘度ある液体が、体温と異質の温度でもって肌を伝う感覚はあまりに明瞭で、無遠慮に神経を刺激する。期待を裏切らないハーレイの様子を、ブルーは満足げに観察した。
「手を使ってはいけない。だが身悶えることは自由だし、存分に喘いでも構わない。僕が許す」
「なっ……!」
あまりに屈辱的な言われように、ハーレイは反駁しかけたが、己の立場を思い出して踏みとどまった。同時に、どうやらこれはブルーの情に期待することは出来ないらしいという不穏な方向へ予測が傾いていく。観念した様子のハーレイに、ブルーは情感のこもっていない声で「良い子だ」と呟くと、いよいよ行為を開始した。
甘ったるい匂いは室内に充満して、最早嗅覚は麻痺しきっている。純白のシーツは無惨に汚れ、白と黒の液体が混じり合って染み込みぐしゃぐしゃに固まっている。自らの衣装に付着しないよう気を払いながら、なおブルーはハーレイの上に二種類のチョコレートシロップを注ぐ。既にハーレイの上半身は余すところなくチョコレートに塗れ、肌の上に奇妙な模様を流動的に描いている。
今やハーレイは疲弊しきっていた。早くブルーが全ての水差しの中身を注ぎ終えるのを待って堪えるばかりだ。熱い液体が脇腹を伝えば、身体の奥底からじわりと熱がこみ上げるのは制御出来ない。また、熱を持った身体には冷えた液体は一層に明瞭に軌跡を感じさせることになり、幾筋もの肌を伝う道筋に沿って切ない痺れが神経を這い上がる。あらゆる箇所をねっとりと撫でられるかの感触に耐えるための精神の消耗は尋常ではなかった。
一方のみを続けて注いだ後に唐突にもう一方で責め立てる、あるいは同時に離れた箇所を刺激する、緩急をつけた量をこぼす、執拗に性感に交互の刺激を与える、――「あとはどこがいい」などと、初めから返事を求めていない問いかけをしつつ、淡々と奇妙な儀式を執り行うブルーの気紛れな行為に、ハーレイは翻弄され続けた。
ようやく全てのチョコレートシロップが注がれて、拷問から解放されたハーレイは、そのまま深い眠りに就いてしまいたい誘惑に駆られた。ひどいあり様である。上半身は勿論、シーツも、着用したままだった下衣も、甘い液体でどろどろに汚れ、周辺にも飛沫が被害を及ぼしている。出来る事なら認めたくない惨状が広がっていた。しかしながら目の前の現実を放棄して逃避するわけにはいかない――後始末の煩雑さを思うと痛む胃の辺りを押さえて、ハーレイは身を起こした。ふと寝台の傍らを見遣れば、目的は達し終えたにも関わらず、こちらを向いて佇むブルーが目に入る。
「――どうして、こんなことを」
至極まっとうなハーレイの疑問に、ブルーは応えることもなく、思考の読めない瞳で見つめ返す。まさかまだ終わりではないのか、とハーレイはおののいたが、ブルーは何も言わない。代わりに、そのしなやかな腕が緩慢に持ち上がると、自らの両耳を塞ぐように手のひらをあてがう。常時装着する補聴器を、そうして外すと、ブルーは寝台から離れたデスクの上に置いた。小さな硬い音が、ハーレイの耳には妙に明瞭に響いた。
「……ブルー、」
「離して置かないと後々面倒なことになる、よく分かった」
独りごちるブルーは迷いなく指を動かして、長手袋、マント、上衣と順番に落としていく。どこか夢心地でその様子を眺めながら、ハーレイは、ブルーも少なくとも自分の衣服の扱いは慣れていて、ちゃんと出来るのだななどと見当違いな感想を抱いた。
色素の欠落した白い肌をさらしたブルーが寝台に歩み寄るのを、ハーレイは、止めるべきだろうかと迷った。近づけば、ブルーが汚れてしまう。穢れなきその身体は僅かな傷や汚れも目立ってしまうから、その価値を貶めたくない、汚したくないという思いを強く抱かせる。一方で、だからこそ、存分にこの手で汚したいという矛盾した欲求を生起させるのはどうしたわけだろうか。その純潔を奪い、征服して染め上げてやりたいと、衝動が否定出来ない。相反する二つの情動は競い合いつつ共存を保っていて、そのために、ブルーを抱く時ハーレイはいつも、小さな罪悪感に胸を痛めると同時に、その痛みに酔い、甘美な倒錯の快楽に溺れることになる。
結局、ハーレイはブルーを制止することもなく、両者はひどい状態の寝台の上に相対した。シーツについたブルーの手や、膝、脛には既にチョコレートシロップの残骸が纏わりついて、白い肌を汚す。その様子は痛々しく、ハーレイは思わず手をのばしかけたが、より一層に汚れきった己の手を認めて、触れるのを躊躇った。
その内心を読み取ってか、ブルーの腕がのび、迷いなくハーレイの手を取って引き寄せる。ハーレイが止める間もなく、ブルーは捉えた右手に可憐な唇を寄せた。側面から親指を舐め上げると、口腔に含んで舌を絡ませる。勿論、ハーレイの指はチョコレート塗れであるから、ブルーの口腔の熱と舌はそれを溶かし、舐めとり、呑み込んでいく。目を伏せた幼い表情に惚けながら、時折歯を立てられて感じる危うい刺激に、ハーレイは陶然として身を任せた。
ブルーが親指を解放した時、その白い頬に、また髪に、ハーレイの指がかすめた証が明瞭に記されていた。その印は、痛ましいというよりも、それよりもむしろ――ハーレイは唾を呑み下した。
「汚してみたかったからだ」
呟いた、ブルーの言葉が、先ほど投げかけた疑問の回答であることにハーレイは思い至った。ブルーは捉えたハーレイの右腕を引き寄せ、自らの心臓の辺りへと導く。無垢なる瞳にハーレイを映し、ブルーは教え諭すようにゆっくりと続けた。
「いいんだ、汚して」
その言葉に促されるように、ハーレイは、ブルーの穢れなき腕をそっと掴んだ。そして離してみれば、白い肌に残された痕から、触れた部分が確かに知れる。視認して、最早迷いを払拭したハーレイは、改めて腕をとりブルーを抱き寄せると、その頬に唇を寄せた。そのまま舌を這わせ、先ほど自らがつけた証を舐めとっていく。
「ん……う、」
声を抑えて身じろぐブルーの腕を、あるいは肩を、背中を、腰を、掴み、撫でて、接触の証を描いては、丁寧に拭い去っていく。柔肌を甘噛みして愛でつつ、舌先で辿って、華奢な身体を隅々まで味わう。思考よりも感覚へと傾いていくハーレイの頭の片隅で、ふと、幼い頃に食べた、チョコレートシロップがけのバニラアイスの記憶が過ぎった。シロップはアイスによって熱を奪われ凝固し、薄く固まったその表層をスプーンの先でそっと押さえれば、僅かな抵抗の後に小さく音を立ててチョコレートが割れ、現れた純白のバニラアイスに匙が沈み込む柔らかな感触を指先に得る。軽く表層を叩いて細かくひび入らせ、アイスとかき混ぜて食するも、また割らぬよう丁寧に表層のみを上手く浮かせて剥がせるかを真剣に試みるも楽しいものであった。
別段にチョコレートが好物などということはないが、見るのも嫌というようなものでもなくて良かった、とハーレイは口腔から脳から身体中を侵すかの甘ったるい香りにむせかえりそうになりながら実感した。
衣服やシーツの後始末は後々考えるとして、少なくともブルーの身体だけでも、洗い流して清めてやることが出来てひと安心だ、とハーレイは思った。慎重に離して置いておいた補聴器も、純白の衣装も、きれいなままだ。ただ、同じ室内にあったことに変わりはないから、予想以上に濃厚な甘い香りはなかなか抜けないかも知れない。長椅子に座らせたブルーに衣服を着せてやりながら、ハーレイは思案した。
ブルーは疲弊した身体を力なく椅子にもたれて目を閉じている。衣装を整えるために姿勢を変えさせるハーレイの腕に無抵抗に身を任せきるものの、眠っているわけではないことが、呼吸頻度や微弱な接触への反応から知れる。おさまりの悪い髪を愛しく梳いていたハーレイは、ふと、こんなことになったそもそもの発端を想起して、ブルーに問うた。
「先の、あなたへの侮辱行為を、赦していただけましたか」
「お前の行動パターンなど分かりきっている。あれは前戯だ、本気で拒むなら思念波を使う」
いったい、僕が何のためにこの手でお前の服を脱がせたと思っているのか、とブルーは気だるげに告げた。その言葉に、ハーレイは、ブルーが本気で自分の行為に怯え拒んだのではないことを知って、心の底から安堵した。踊らされていたらしいことには腹が立つでもなく、むしろそれほど深く自分を理解されているのだということに喜びを覚える。
「――あなたは、甘いものは」
何ということもなく、もう一つの気になる点を聞いてから、ハーレイはしまった、と己の迂闊さに気付いた。気が緩んだためか、つい、ブルーを自分と同じ尺度の前提に置いてしまった。よく知っていた筈なのに――すなわち、ブルーは五種類の基本的な味覚をそれぞれ区別して感じ取ることが出来ない。その味覚の欠損について、他の重篤な欠落より目立たないために、配慮が頭から抜け落ちてしまっていた。ハーレイは己の安易な発言を悔いた。しかし、当のブルーは特に気にした様子もない。
「甘いかどうか、舌では分からない、けれど摂取後の心身の変化で分かる。身体が欲するのは間違いない、だから多分好きだといっていい」
これもまたつまらない答えだな、と自嘲気味に続けると、ブルーはもたれていた肱掛けから少しばかり身を起こし、情動の余韻に蕩ける瞳でハーレイを見遣った。細い腕が持ち上がり、ハーレイの頬を撫でる。ハーレイは、ブルーの意図を得て、請われるままに身を寄せた。再びブルーが瞼を下ろすのを見て、ゆっくりと、微かに開かれた唇に口づける。食いつくのではなく舐めとるように、穏やかに内を探り、味わい、そうして離れた。可憐な唇から吐息がこぼれる。
「お前も、甘い気がする」
囁きは、ともすれば聞き逃してしまいそうに小さいものであったが、ハーレイははっきりと受け取ることが出来た。その意味を咀嚼し、理解するや、沸き起こる歓喜の情が胸の内に広がり蕩ける。ああ、とハーレイは思わず感嘆した。
愛しいあなたのためなら、この身を何度チョコレート塗れにしたって構わない。
[ KISSES. ]
どうも脳が蕩けていたみたいです。季節+甘々+王道+スパイラルライフで出来ています。
2008.02.12